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2009年3月

2009年3月 5日 (木)

好調♡アンディのスケジュール帳

2月26日、アンディのスケジュール帳は始まった。

学校の連絡帳に・・・

「アンディの『朝の別れの儀式』の対応策を専門医のアドバイスを参考に、本日より開始します。ご協力ください。母」

「私もどうしたらよいか悩んでいました。専門家の意見が聞けるのはありがたいです。よろしくお願いします。担任」

本当にどうなるか、ドキドキするものの、今の所毎日好調だ。

「アンディのスケジュール帳、すごいですね。会話もできるし、言葉で解っているように見えるのに・・・担任」

「今日もニコニコして、教室に入ってきました。登校後の活動もスムーズでした、教務の先生(いつもアンディをなだめたり、励ましたり、時には、追いかけたり、捕まえたり役の先生)もあまりにもスムーズなので、驚いていました。お母さんが書いたスケジュール帳を黒板の所に置き、時々眺めています。担任」

今日は下駄箱で、2回不安になってしまったようだ。

2回スケジュール帳を見せ、「こうだよ♪」「楽しみがあるよ♪」と話す。

「うんうまい!

「行ってらっしゃい手(パー)

きっと、アンディは不安になると、記憶がす~っと抜け、
そうするといてもたってもいられないほど、
さらに不安になるんじゃないかなって思う。

そんな状態で、周りが、やれ、大丈夫だよ。とか、
頑張って行っておいで、とかあれ買ったげる、とか、
お楽しみの○○が待っているよ、とか言っても、
耳からなんて何の情報もキャッチできてないんじゃないかな?

だれだって、焦ったり、不安なことに集中してしまうと、
人の話や忠告なんて耳には入らない。

そんな時言葉の集中攻撃は意味がない。
言葉でなく、紙面で伝えると、
紙面に意識を傾けることができ、
気持ちを整えることができるんじゃないかって思うんだ。







・・・と妹のグレースに話した。







すると・・・









「わぁぁぁぁぁ~、わっか~るぅ~アンディの気持ちよくわかる。」







「はい???」と私。







「私も子供の頃そうだったぁ~、不安になると、記憶がス~ッと抜けていって、私なんて、力まで抜けて行ったよ~、でも私のときは回りは誰もわかってくれなかったなぁ~、アンディはサマンサが母親で本当に幸せだよ♪」




「っていうか・・・やっぱりあんたも発達障害気味な人だったんだねぇ~。」






「ほほほっ~そうかもしれんね~」






「そんな風だったんだ、こどもの時・・・知らなかったよ。で、そんな時、あんたはどうして欲しかったの?」





「私は、誰かにぎゅ~ッと手を握っていて欲しかったなぁ~」とグレース。「アンディの場合はそのスケジュール帳なんだじゃない?」





不安な時、心を整えてくれるもの(支援の形)は、人それぞれ違うのだ。





だからこそ、その人、その人にぴったり合ったものでなければ
意味もないし、効果もないんだ。





良かれとしてやっても、ただの押し付けになってしまう危険性は大なのだ。






こんなこと解りきっていることなのに・・・
百も承知のはずだったのに・・・




アンディとグレースに教えられた気がする。






支援に大切なこと・・・
人を育むことに通ずる大切なもの・・・
目を向けるべき場所・・・
もう一度思い出させてくれた気がする。




アンディの場合、スケジュール帳をスケジュールを円滑に進めるためのツールとして考えていてはいけなかったんだ。




不安な心を癒すツールだったんだ。





同じスケジュール帳だけど・・・・その意味合いは使うものによって全く違うものとして存在しているんだ・・・・




パッチアダムスの映画の一説を思い出した。



Look at me!

Don't focus on the problem.
If you focus on the problem,
you can't find a solution.

Look at me.

See what no one sees.
See what people chooses not to see.
See the whole world anew each day.



本当にそうなのだ・・・




しかし、グレースよ、あんたもやっぱり・・・・・?





とどのつまり、人類は皆スペクトラムなのだぁ~ハート

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2009年3月 3日 (火)

スケジュール帳が通用しない????

今日も、スケジュール帳を書いて
一日の流れを確認。

明るくスタート。

学校の駐車場での別れ際の不測の事態に備えて
再度確認できるように、
スケジュール帳を持たせたのだが・・・。

玄関に置いて行ってしまったげっそり

駐車場に付くと・・・。

「ママ~、行きたくないよ~」

来た来た来た~とうとう・・・恐れていた日が来たか?
スケジュール帳が通用しない日が来たか???

慌てない、慌てない。

「アンディ、連絡帳に今日のスケジュールもう一回書いてあげようか?」

「うん」

今日の「お楽しみ」は帰宅後、アンディとマグネットに造花をグルーガンでつけて、お花のマグネットを一緒に作る事。

その部分を再度、強調しながら、全体のスケジュールを書いて確認した。

確認後、「電球じゃぁさぁ~お花のマグネット出来たら、冷蔵庫につけようよ」とアンディから提案してきた。

「それはすごくいいねぇ~るんるんきっと素敵な冷蔵庫になるよハート
「じゃあ~学校行っておいで~手(パー)

「うん。」

しかし、下駄箱で、「ママ~帰りたいよ」と小声で言った。

私も感じたのだが、今日は学校で何かあるのか、下駄箱で生徒のお出迎えをしている先生方の雰囲気が違った。

ピリピリ感が伝わってきた。何か行事でもあるのかなぁ~?

アンディも私もそれを同時に感じたのだろう。

どうしよう・・・・

私は、再度、連絡帳に書いたスケジュールをカバンから出して見せた。

全体を確認して、「ママもお花作りたのしみに、アンディを待っているよ」と付け加えた。

「うんうまい!

大丈夫かなぁ~と様子を見ていると、
ゆっくり歩き出し、教室に向かって行った。

指でOK


アンディ・・ひょっとして・・・

不安になると、把握していたはずの全体のスケジュールの印象が薄くなってしまい、帰宅後の「お楽しみ」の予定の記憶が一旦消えてしまうのかな?

それによって、一日のモチベーションがぐっと下がり、ただただ不安だけが残ってしまうのではないかと、今日のアンディを見ていてそう感じた。

私達は、何か嫌なことが発生しても、「でも、夜は友達とディナー」とか、「週末に遊びに行くから」と楽しいすぐ来る未来をかてに、何とか踏ん張る。頑張る。心の軌道修正をする。

それは頭に描いている、スケジュール帳を不安な時でもすぐに紐解けるからなのかもしれない。

アンディは不安な時は、記憶したスケジュール帳をすぐに開けないんだと思った。だから、紙面に書いた、確固たる「証拠」を見て、「あぁ~そうだった。そうだった。うん。大丈夫るんるん」と確認できないと、安心できないのかもしれないと思った。

今まで、アンディは、手順表はあったほうがわかり易いが、口頭で説明して理解していると解釈していた。スケジュールも、手順も記憶でき、それに添うことが出来るのも知っていた。学校の担任も同じ事を言っている。だから、比較的、最小限の視覚支援しかしていなかった。それで、生活やコミュニケーションにおいて、私は不都合を感じていなかったから、アンディもそうだろうと思っていた。

しかし、そもそも、「アンディ自身が感じる困難」と「私が想像していた、アンディの困難」が違っているんだと気づいた。

「私の思い込み」の中から、あぶりだされるように出て来た、私が気にも留めていなかったアンディの感じている困難が、スケジュール帳を導入してから、明確になってきた気がした。

「不安対策」が彼にとって一番最初に必要だったんじゃないかと思った。
お笑い好きで、冗談や物まね好きで、明るく元気なアンディだけど、
不安を抱くのは、他の人たちとも一緒だけど、
アンディの場合、不安になる部分や度合いが私の想像外だったんだ。また不安になった時、「楽しい未来を約束している記憶」が、うまく活躍してくれないんだと感じた。

今日スケジュールを3回見せた。
その都度、「こんなことでいいのかな?」と不安がよぎった。
しかし、アンディの困難は「不安解消がうまく出来ない」ところにあるのではと解った今、

アンディにとって「スケジュール帳を確認すること」は、
泣いている人に、励ましながら背中をさするその「手」や
おびえる肩を抱き寄せる「腕」や
優しく慰める、暖かい「声」と同様の力を持っているのでは、そして、アンディにとっては、学校での私の別れ際にもっとも必要なのは、

アンディの背中をさする私の「手」でも、
大丈夫だよとハグする私の「腕」でも
優しく語りかける私の「声」でもなく、

「スケジュール再確認」という
「こんな流れですから、不安になる必要はありませんよ」と、
すぐ先の安定した未来の再確認なのだと思った。

私の推測が絶対正しいわけではないけど、今日の出来事で、もうひとつ支援のコツをえた気がした。でも、私に今まで身についている「支援を考える感覚」のままでは、するりとすり抜けてしまいそうなほど、今日得たこの感覚は、とても微妙で、繊細な感じがする。

この感覚が板に付くまでにはしばらく時間がかかりそうだけど、少なくとも、これで私自身がひとつ違った目線を持つことは出来た気がする。今日のことを教訓にアンディに寄り添い支援を考える工夫をしていければいいなと思っている。

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アンディとスケジュール表

実は私は毎朝ドキドキしている。






アンディにスケジュール表を導入してから4日経つ。





お陰さまで、この所実に順調に朝の始まりがスムーズなのだけど・・・






今の所はいいけど・・・





明日には、通用しなくなるのでは?





なんとなく、毎朝ドキドキしている。





昨日は日曜日。
本来なら私は休みの日。





しかし・・・。




①午前中は朝から友人の身の上相談をコメダでやり。
②午後一番に知多でキャラバン隊を見学。
③その後、栄で仕事の打ち合わせ。





日曜日の朝、あわただしくしている私の姿を見て、





「今日の僕はどうなるの?」






「あぁぁぁぁ~悪い!悪い!」






「今日はねぇ~ママ午前中はお勉強会で、その後名古屋に戻って、仕事の打ち合わせがあるんだよ。帰りは何時ごろになるかなぁ~、夕飯はい一緒に食べようね~ああぁ~そうだ、今日はお楽しみのDVDを借りに行こうね。」




・・・てな具合でしゃべり始めた。





「やだ、ママお仕事行かないで・・・・」





ほぉ~れ、始まった・・・・ったくぅ~




また、これは出かけるとき大変だゾウ~っといつものようにちょとぐったりした。





おぉぉぉ~忘れていた。スケジュール表だ。





試してみよう!





ペン、ペン、ペンえんぴつ








アンディ、今日はこんな感じだ。








DVD(を借りに行く)

 ↓

家に戻り、ママとバイバイ


 ↓


DVDを観る


 ↓


時計ママ帰る。予想帰宅時間を手書きの時計で示す。


 ↓


ママと夕飯を一緒に食べる


 ↓


風呂、歯磨き、寝る




ここまで、書きながら、口頭でも説明した。
恐る恐る、アンディの反応を見ると。





「ふ~ん。よし解った電球




「えぇぇっ目exclamation ×2アンディOK???大丈夫???」




「うん。じゃぁ、早くDVD借りに行こうよ。」



「うん、そうしよう!じゃぁ~留守番頼むね」



マジ???



アンディの「よし、解った!」には驚いた。
男らしかったぜぇ~



そして今日月曜日の朝。



アンディのもっとも嫌いな月曜日。
スケジュール表導入からはじめての月曜日だ。
手ごわい月曜日なのだ。


月曜日の朝のアンディは憂鬱。




「眠いなぁ~、学校行きたくないなぁ~、もうちょっと寝かせて、朝御飯ができたら起こして~」





ほぉ~ら、来た。ウジウジ君登場だぁ~




私もなんかくじけそうになる・・・・




起きてきても床でゴロゴロしていていっこうに支度がはかどらない。
それどころか、「今日学校行きたくないよ~」



月曜日、朝の支度から大変なのだ・・・・



そうだ、くじけず、スケジュール表を先に提示してみよう。



学校へ行く



ママとバイバイ



児童デー



家に帰る。



工作    ママは夕飯の支度

(今アンディがはまっている。段ボールやトイレットペーパーの芯、テープ、グルーガン、ハサミなどを使って、色々な小物から大作まで挑んでいる。ものすごくエンジョイしている。)



夕飯を一緒に食べる



を書いて見せた。



大丈夫かなぁ~???



「アンディ様、どうぞ今日のスケジュールをご確認ください」



「おぉぉ~よろしい。良きに計らえ」ってなイメージ。





「解ったよ。ママ。」
仕方ねぇ~そろそろ、学校へ行くかってなノリだ。




えぇぇぇ、大丈夫なの?これで、大丈夫?




このやろぉ~なんて思いながらも、
「アンディ今まで、ごめんね。ママの伝え方、ちょっと解りにくかったんだね。」と心でつぶやいた。




その手帳を持って学校へ行った。




再度別れ際、手帳をリビュー。



「帰ってきたら、ママが夕飯作っている時、工作楽しみなよね。テープとか買い足しておくよ。」



「うんわーい(嬉しい顔)るんるん楽しみ~、今日は何作ろうかなぁ~、ママ、作ったの壊さないでね(最近床を一面使って大作に挑んでいる)」



「壊さないよ。片付けるだけ」




「えぇぇぇぇ~げっそり




「まぁ~いいから、ほら、学校行きな」




振り向きながら、「壊さないでよ」と言って教室に向かった。





「解ったよあせあせ」うん。うん。とうなづいて見せた。






たった一枚の簡単なスケジュール表がアンディの記憶の隙間を埋めてくれるのか?不安な心を整えてくれるのか?





スケジュール確認後の最近のアンディは、
「自信あり」のぴかぴか(新しい)オーラぴかぴか(新しい)に包まれている感じがする。





それが年相応の振る舞いに見えて、
なんかちょっぴり男らしく見えて、
ちょっとくすぐったいような気恥ずかしいやら、





嬉しいやら




そして、アンディの変化は





私を支える計り知れない、エネルギー源になって行くのだ。





さぁぁぁ~私も手帳をチェックだ!仕事だ!仕事だ!

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