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2009年3月 3日 (火)

スケジュール帳が通用しない????

今日も、スケジュール帳を書いて
一日の流れを確認。

明るくスタート。

学校の駐車場での別れ際の不測の事態に備えて
再度確認できるように、
スケジュール帳を持たせたのだが・・・。

玄関に置いて行ってしまったげっそり

駐車場に付くと・・・。

「ママ~、行きたくないよ~」

来た来た来た~とうとう・・・恐れていた日が来たか?
スケジュール帳が通用しない日が来たか???

慌てない、慌てない。

「アンディ、連絡帳に今日のスケジュールもう一回書いてあげようか?」

「うん」

今日の「お楽しみ」は帰宅後、アンディとマグネットに造花をグルーガンでつけて、お花のマグネットを一緒に作る事。

その部分を再度、強調しながら、全体のスケジュールを書いて確認した。

確認後、「電球じゃぁさぁ~お花のマグネット出来たら、冷蔵庫につけようよ」とアンディから提案してきた。

「それはすごくいいねぇ~るんるんきっと素敵な冷蔵庫になるよハート
「じゃあ~学校行っておいで~手(パー)

「うん。」

しかし、下駄箱で、「ママ~帰りたいよ」と小声で言った。

私も感じたのだが、今日は学校で何かあるのか、下駄箱で生徒のお出迎えをしている先生方の雰囲気が違った。

ピリピリ感が伝わってきた。何か行事でもあるのかなぁ~?

アンディも私もそれを同時に感じたのだろう。

どうしよう・・・・

私は、再度、連絡帳に書いたスケジュールをカバンから出して見せた。

全体を確認して、「ママもお花作りたのしみに、アンディを待っているよ」と付け加えた。

「うんうまい!

大丈夫かなぁ~と様子を見ていると、
ゆっくり歩き出し、教室に向かって行った。

指でOK


アンディ・・ひょっとして・・・

不安になると、把握していたはずの全体のスケジュールの印象が薄くなってしまい、帰宅後の「お楽しみ」の予定の記憶が一旦消えてしまうのかな?

それによって、一日のモチベーションがぐっと下がり、ただただ不安だけが残ってしまうのではないかと、今日のアンディを見ていてそう感じた。

私達は、何か嫌なことが発生しても、「でも、夜は友達とディナー」とか、「週末に遊びに行くから」と楽しいすぐ来る未来をかてに、何とか踏ん張る。頑張る。心の軌道修正をする。

それは頭に描いている、スケジュール帳を不安な時でもすぐに紐解けるからなのかもしれない。

アンディは不安な時は、記憶したスケジュール帳をすぐに開けないんだと思った。だから、紙面に書いた、確固たる「証拠」を見て、「あぁ~そうだった。そうだった。うん。大丈夫るんるん」と確認できないと、安心できないのかもしれないと思った。

今まで、アンディは、手順表はあったほうがわかり易いが、口頭で説明して理解していると解釈していた。スケジュールも、手順も記憶でき、それに添うことが出来るのも知っていた。学校の担任も同じ事を言っている。だから、比較的、最小限の視覚支援しかしていなかった。それで、生活やコミュニケーションにおいて、私は不都合を感じていなかったから、アンディもそうだろうと思っていた。

しかし、そもそも、「アンディ自身が感じる困難」と「私が想像していた、アンディの困難」が違っているんだと気づいた。

「私の思い込み」の中から、あぶりだされるように出て来た、私が気にも留めていなかったアンディの感じている困難が、スケジュール帳を導入してから、明確になってきた気がした。

「不安対策」が彼にとって一番最初に必要だったんじゃないかと思った。
お笑い好きで、冗談や物まね好きで、明るく元気なアンディだけど、
不安を抱くのは、他の人たちとも一緒だけど、
アンディの場合、不安になる部分や度合いが私の想像外だったんだ。また不安になった時、「楽しい未来を約束している記憶」が、うまく活躍してくれないんだと感じた。

今日スケジュールを3回見せた。
その都度、「こんなことでいいのかな?」と不安がよぎった。
しかし、アンディの困難は「不安解消がうまく出来ない」ところにあるのではと解った今、

アンディにとって「スケジュール帳を確認すること」は、
泣いている人に、励ましながら背中をさするその「手」や
おびえる肩を抱き寄せる「腕」や
優しく慰める、暖かい「声」と同様の力を持っているのでは、そして、アンディにとっては、学校での私の別れ際にもっとも必要なのは、

アンディの背中をさする私の「手」でも、
大丈夫だよとハグする私の「腕」でも
優しく語りかける私の「声」でもなく、

「スケジュール再確認」という
「こんな流れですから、不安になる必要はありませんよ」と、
すぐ先の安定した未来の再確認なのだと思った。

私の推測が絶対正しいわけではないけど、今日の出来事で、もうひとつ支援のコツをえた気がした。でも、私に今まで身についている「支援を考える感覚」のままでは、するりとすり抜けてしまいそうなほど、今日得たこの感覚は、とても微妙で、繊細な感じがする。

この感覚が板に付くまでにはしばらく時間がかかりそうだけど、少なくとも、これで私自身がひとつ違った目線を持つことは出来た気がする。今日のことを教訓にアンディに寄り添い支援を考える工夫をしていければいいなと思っている。

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コメント

コメントありがとうございます。
「愛情深く冷静な対応」などとお褒めの言葉を頂き恐縮ですcoldsweats01実際は、ドタバタな毎日ですよ。
親の思い違いや、都合でスケジュール帳を使っても意味がないんですよね。どんな支援もそうですが、本人にとってそれぞれのツールがどんな意味をなしているか、理解無しでは、何の意味も果たさないんだと身をもって体感した気がします。しかしここって本当に発見するのが難しいなとも思うところです。

投稿: 藤香まさえ | 2009年3月 5日 (木) 12時29分

スケジュール表のお話、とても勉強になりました。
こちらがよかれ、と思って行う支援と、子供が本当に必要で有効な支援とのずれ、というところに、はっとしました。

私もとてもしばしばずれてしまい・・・地雷を踏んではかんしゃくをおこさせて、私も逆切れて・・・という最悪のパターンに陥ることがありまして(*--*)

藤香さんの、愛情深く冷静な対応を私もおおいに見習わなければ!と思いました。ありがとうございました。

投稿: まーこ | 2009年3月 5日 (木) 11時02分

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